【京都の御朱印】最初はどこにする?清水寺・金閣寺・平等院の御朱印を紹介

清水寺と金閣寺と平等院の御朱印

京都にはたくさんのお寺があり御朱印がいただける所も多いです。


これまで御朱印には興味がなかったけど、せっかく京都のお寺に行くなら思い出に御朱印をいただいてみようと思う方もいるのではないでしょうか。


しかしどこのお寺から始めたらいいのかわからない、またはどこのお寺にどんな御朱印があるのかわからないと悩んではいないでしょうか?


そこで御朱印を始める御朱印初心者や、京都で初めての御朱印をいただこうとしている人のために、京都観光をする人が最初に訪れるであろう京都観光の定番お寺、清水寺・金閣寺・平等院の三箇所の御朱印を紹介します。


京都に10年以上住んでいる私が実際に現地でいただいた御朱印と、各お寺での御朱印のいただき方やいただける場所も詳しく説明しています。


この記事を読んでいただくことで清水寺・金閣寺・平等院の中で、あなたがどこから京都の御朱印を始めるべきかがわかります。

京都観光の定番、清水寺・金閣寺・平等院の御朱印を紹介

御朱印をいただくには御朱印帳が必要になりますが、清水寺・金閣寺・平等院どのお寺にもオリジナル御朱印帳が用意されているので必ずしもあらかじめ御朱印帳を買っておく必要はありません。


いずれかのお寺で最初に御朱印帳を買って、京都の御朱印専用の御朱印帳にするのもいいかもしれません。


清水寺・金閣寺・平等院の中からおすすめできる御朱印帳は平等院の御朱印帳で、御朱印帳を表裏の両面で使いたい方や、紙質のいい御朱印帳を探している方にはピッタリな御朱印帳です。


平等院の御朱印帳を含む京都のおすすめ御朱印帳を知りたい方は下記リンクからどうぞ↓
京都の御朱印帳はどこで買うのがいいのか【おすすめの5つのお寺を紹介】

清水寺の御朱印

清水寺

清水寺で御朱印がいただける所は3箇所あります。

清水寺御朱印所

①本堂横御朱印所 : 【御朱印受付時間】午前8時〜午後6時

②阿弥陀堂横御朱印所 : 【御朱印受付時間】午前8時〜午後6時

③音羽の滝向かいの滝の堂 : 【御朱印受付時間】午前8時〜午後5時

掲載している清水寺の御朱印はすべて御朱印帳に書いてもらうことができます。

①本堂横の御朱印所

清水寺本堂横御朱印所

ここでは清水寺でいただける御朱印のほとんどを書いてもらうことができます。数が多いですがほとんどの御朱印の文字は大悲閣(だいひかく)で、あとは朱印(はんこ)部分が変わるだけです。


御朱印初心者や御朱印について詳しくない人はいろいろ紹介してもわからないと思うので、ここでは西国三十三所の御朱印とご詠歌(ごえいか)のみ紹介します。西国三十三所については御朱印のところで解説します。


御朱印(太く書かれた文字)とご詠歌(細く書かれた文字)がセットでありますので見開き(御朱印帳2ページ分)にセットでいただくと後で見返した時きれいに見えます。もちろんどちらか片方だけいただいても構いません。


ご詠歌(えいか)は和歌のように5・7・5・7・7になっています。昔の文字で書かれている所もあり読むのが難しいので、現代の文字のものを表記しておきます。


最初のうちは御朱印の他にもご詠歌というものがあるんだと知っておくだけでいいと思います。


本堂横の御朱印所は書き手(御朱印を書いてくれる人)も多いので多少並んだとしても時間はそれほどかかりません。

西国三十三所 第十六番の御朱印とご詠歌
清水寺の御朱印

(左)ご詠歌 300円         (右)御朱印 : 大悲閣 300円

ご詠歌の文字
「松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん」

主に関西にあるの33箇所のお寺(観音霊場)を巡る西国三十三所の御朱印とご詠歌です。御朱印の文字「大悲閣」とは観音様をお祀りしている建物のことです。


この御朱印とご詠歌がほしい場合は「西国の御朱印とご詠歌をお願いします。」と書き手の方に伝えてみてください。


西国三十三所についてさらに詳しく知りたい方はこちら

②阿弥陀堂横の御朱印所

清水寺阿弥陀堂横御朱印所

阿弥陀堂の左に小さな納経所(御朱印所)があります。


ここでは法然上人の御朱印と御詠歌をいただくことができます。

法然上人二十五霊場 第十三番の御朱印とご詠歌
清水寺阿弥陀堂の御朱印

(左)ご詠歌 300円         (右)御朱印 : 阿弥陀如来 300円

ご詠歌の文字
「阿弥陀仏と 十声唱えて まどろまん 長き眠りと なりもこそすれ」

浄土宗の開祖法然上人とゆかりのある25箇所のお寺を巡る法然上人二十五霊場の御朱印とご詠歌です。御朱印の文字「阿弥陀如来」は阿弥陀堂に祀られている仏様です。ご詠歌の方は書いていただけない可能性もあります。


この御朱印とご詠歌がほしい場合は「法然上人の御朱印とご詠歌をお願いします。」と書き手の方に伝えてみてください。

③音羽の滝向かいの滝の堂

清水寺音羽の滝前御朱印所

音羽の滝向かいの建物で不動明王の御朱印をいただくことができます。

音羽の滝で参拝を終えてそのまま帰ってしまわないように注意してください。

ここでいただける御朱印は不動明王の1種類だけです。

清水寺音羽の滝
清水寺滝の堂の御朱印

            不動明王 300円

金閣寺の御朱印

金閣寺

金閣寺で御朱印がいただける所は1箇所です。

【御朱印受付時間】午前9時〜午後5時

金閣寺境内図

赤い四角で囲んだ所が金閣寺の御朱印がいただける場所です。拝観ルートのいちばん最後にあります。

◆「舎利殿」の御朱印は御朱印帳に書いてもらうことができます。

◆「石不動尊」の御朱印は書き置き(貼るタイプ)になります。

出口付近の御朱印所

(左)石不動尊 300円        (右)舎利殿 300円

金閣寺の御朱印所は見学できる場所の最後、出口付近の不動堂横にあります。

いただける御朱印は「舎利殿」と「石不動尊」2種類あります。

御朱印の文字「舎利殿(しゃりでん)」とはお釈迦様の遺骨を置いている建物のこと。
「石不動尊」は不動堂に祀られている仏様のことです。


「舎利殿」の御朱印は御朱印帳に書いてもらうことができますが、石不動尊の御朱印は基本的に書き置きになります。


石不動尊の御朱印をどうしても御朱印帳に書いてもらいたい人は下記リンクの金閣寺御朱印の注意点部分をご覧ください。↓
【御朱印】綺麗な文字の京都のお寺TOP5 書道経験者が選んでみました。


御朱印帳に書いてもらえるのが「舎利殿」の御朱印のみなので、ゴールデンウィークなどの混雑する時期でなければあまり待たずにいただけます。

平等院の御朱印

平等院鳳凰堂

平等院で御朱印がいただけるは3箇所あります。

平等院の御朱印所

【御朱印受付時間】

①鳳凰堂南の集印所 : 午前9時〜午後5時

②最勝院・不定期

③浄土院・不定期

②最勝院と③浄土院は不定期です。御朱印がいただけない場合があります。

掲載している平等院の御朱印はすべて御朱印帳に書いてもらうことができます。

①鳳凰堂南の集印所

平等院集印所

この集印所が平等院の御朱印を書いてもらえる所です。御朱印帳も一緒に販売されています。

ここでは「鳳凰堂」と「阿弥陀如来」の2種類の御朱印がいただけます。

平等院の御朱印

(左)阿弥陀如来 300円       (右)鳳凰堂 300円

御朱印の文字「鳳凰堂」は国宝の平等院鳳凰堂、「阿弥陀如来」は鳳凰堂内に祀られている平等院の本尊阿弥陀如来のことです。


鳳凰堂南の集印所は書き手が多いので観光シーズンでなければあまり待たずに御朱印をいただくことができます。

②最勝院

平等院塔頭最勝院

鳳凰堂の右後ろに平等院の塔頭の一つ、最勝院があります。ここでも御朱印がいただけます。

御朱印がいただける場所
平等院塔頭最勝院不動堂

最勝院の中にある不動堂の横で御朱印を書いてもらうことができます。


写真左の部屋の引き戸が閉まっていると御朱印はいただけません。

ここでは「不動明王」の御朱印がいただけます。

平等院塔頭最勝院の御朱印

不動明王 300円

閉まっていることが多いので必ず御朱印がいただけるわけではありません。

最勝院の御朱印をいただいてから何度か平等院を訪れていますが、最勝院の御朱印所が開いていることがなく桜のシーズンにも閉まっていました。観光シーズンだから開けるということでもないようです。

③浄土院

平等院塔頭浄土院

鳳凰堂の後ろに平等院の塔頭の一つ、浄土院があります。ここでも御朱印がいただけます。

御朱印がいただける場所
平等院塔頭浄土院

浄土院左側のすだれがかかっている所で御朱印を書いてもらうことができます。


写真のように閉まっていると御朱印はいただけません。

ここでは「無量寿」の御朱印がいただけます。

平等院塔頭浄土院の御朱印

無量寿(むりょうじゅ) 300円

閉まっていることが多いので必ず御朱印がいただけるわけではありません。

清水寺・金閣寺・平等院のちょっとした観光ガイド

清水寺・金閣寺・平等院それぞれの観光の特徴を実体験を元にお伝えします。行きたいお寺を選ぶ時のちょっとした参考にしてみてください。

京都らしさを楽しみたい人は清水寺へ

早朝春のの三年坂

清水寺は朝6時から開門しています。

上の写真は清水寺参道にある三年坂(産寧坂)を朝6時前に撮影したもの。人気の観光スポットも朝の時間帯なら空いており、ゆっくりと京都らしい街並みを楽しむことができます。


人混みが嫌な人は清水寺の早朝観光がおすすめです。早朝であれば人が少ないのでゆったり見て回れます。


清水寺の御朱印所は朝8時からなので、御朱印がいただきたい人は朝8時前までに清水寺に到着がベストです。清水寺は朝9時くらいになるともう人でいっぱいになります。


朝早くに清水寺を観光してそのあと他の行きたい所を巡るのがいいと思います。


早朝の清水寺がどのような雰囲気なのか気になる方は下記リンクからどうぞ↓
【写真撮影】被写体として見た早朝の清水寺【早朝拝観で混雑を避ける】

庭が好きな人は金閣寺へ

金閣寺5月

金閣寺の拝観は美しく整えられた庭園の中を進みます。

金閣寺は境内が広く、混んでいても比較的ゆっくりと見れます。美しい庭を見ながらのんびり歩くことができ、広大な景色を楽しむことができます。


人の多さは避けられませんが自然を楽しみながらゆっくりと散歩したい人におすすめです。


自転車は無料の駐輪スペースがあるので、混雑した観光シーズンのバスに乗りたくない場合はレンタルサイクルなどで周りの同じ世界遺産の龍安寺や仁和寺を自転車で回るのもおすすめです。

仏像が好きな人は平等院へ

平等院阿弥陀如来坐像

平等院鳳凰堂内には平安時代の仏師定朝による現存唯一の作品阿弥陀如来坐像(国宝)があります。

阿弥陀如来坐像を見るには、堂内に入れる時間と人数が決められているので余裕を持って平等院へ行くのがおすすめです。


また美術館(平等院ミュージアム鳳翔館)も併設されているので仏像やその他の文化財も見れます。


平等院へ行く場合は、鳳凰堂に光がキレイに当たる午前8時30分〜10時くらいまでがおすすめです。午後から夕方にかけて逆光になり、キレイな写真が撮りにくくなります。

この記事を読んで京都の御朱印に興味を持った人はこの他のお寺にも魅力的な御朱印がいっぱいあります。本を片手に旅のプランを考えてみてはいかがでしょうか。

清水寺・金閣寺・平等院のアクセス

清水寺

拝観時間 : 午前6時~午後6時
拝観料 : 大人400円 / 小・中学生200円
住所 : 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294
電話 : 075-551-1234

金閣寺(鹿苑寺)

拝観時間 : 午前9時~午後5時
拝観料 : 大人400円 / 小・中学生300円
住所 : 〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1
電話 : 075-461-0013

平等院

拝観時間
【庭園】午前8時30分~午後5時30分
【鳳凰堂内部拝観】午前9時30分~午後4時10分
拝観料 : 大人600円 / 中学生400円 / 小学生300円
住所 : 〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
電話:0774-21-2861

拝観時間は一例です。季節や行事によって変更される場合がありますので、必ず公式ホームページを確認してください。