妙心寺の塔頭である大雄院は通常非公開寺院です。
いつでも拝観できるわけではなく、基本的には毎年春と秋の特別公開期間中しか拝観することができません。
昔はあまり公開されることのなかった大雄院ですが2017年の京の冬の旅で公開されてから拝観と御朱印についての問い合わせが増え、その後御朱印授与日が設けられるようになりました。
御朱印授与日は拝観料が志納で大雄院へ入ることができ、御朱印をいただくことができます。(拝観できる場所は限られます。)
大雄院の御朱印のすごいところは絵入りのものも含めて希望者全員の御朱印帳に書いてもらえることです。絵入りの御朱印は他のお寺では書き置きのみの対応や人数制限がされていますが大雄院では御朱印帳へ直接書いてもらうことができます。(2024年現在は完全予約制の人数制限ありになっています。)
大雄院の御朱印はご住職が一人で書かれています。
ご住職がいない時は御朱印を御朱印帳に書いてもらうことはできません。
公開期間中であっても急な予定変更がありご住職がいない日もあるので、行く前には必ず大雄院ホームページや大雄院のSNS(ツイッター・インスタグラム・フェイスブック)をチェックしてから行くのが確実です。
大雄院がどんなお寺なのか知りたい方は2019年の秋の特別拝観の内容をまとめた記事がありますので下記のリンクからどうぞ↓
【御朱印】京都で一番かっこいい達磨御朱印 妙心寺大雄院
[ もくじ ]
大雄院で御朱印がいただける日
特別公開
京の冬の旅など他の団体が主催する特別公開の時に参加していれば公開されることがあり、御朱印を書いていただくことができます。特別公開に参加するのは数年に一度くらいなので、特別公開される頻度は少ないです。
春の特別公開と秋の特別公開
大雄院が毎年春と秋に数週間行っている特別公開期間中は御朱印を書いていただくことができます。あらかじめ公開期間が決まっており土・日曜日も含まれるので御朱印もいただきやすいと思います。特に遠方からの場合はこの期間に訪れるのがおすすめです。
御朱印授与日
あらかじめ大雄院より指定された日のみ御朱印を書いていただくことができます。平日であることもあり仕事のある方は予定を合わせるのがなかなか難しいかもしれません。毎月必ずあるわけではなく、御朱印授与日の発表もいつになるかわからないので大雄院ホームページやSNSの確認が必要です。
大雄院絵入りの御朱印紹介(2016年〜2019年)
これまでいただいた大雄院の絵入り御朱印の中から特徴的なものを紹介します。掲載しているものは大雄院でいただける御朱印の一部です。全ての御朱印ではありません。また現在ではいただけないものも含まれますのでご了承ください。
〈2016年〉春の京都禅寺一斉拝観 限定御朱印
公開期間:4月12日(火)〜5月22日(日)の金土日祝のみ公開 拝観料:500円
(左)ご本尊「釈迦牟尼仏」 300円 (右)限定達磨御朱印 500円
書き置きで1日20体の限定となっていた達磨御朱印(右)が、公開最終の2日間は希望者全員の御朱印帳に直接書いていただけるということでものすごい数の御朱印帳の山ができていました。
禅宗のお寺では御朱印に開祖の達磨の絵が描かれることも多いですが、大雄院のご住職が描かれる達磨は特にかっこいいのですごい人気になったのではないでしょうか。
この達磨の絵は大雄院秋の特別拝観でいただける御朱印として、色や形を少しずつ変えながら毎年秋にいただけるようになっています。
2017年の絵入り御朱印
第51回 京の冬の旅 御朱印帳購入者限定の御朱印
公開期間:1月7日(土)〜3月18日(土) 拝観料:600円
公開記念御朱印帳「観世音菩薩」 観音御朱印あり 一冊 2,500円
大雄院初の十一面観音が表紙のオリジナル御朱印帳にあらかじめ書かれていた御朱印。現在は御朱印帳が販売終了しているためいただくことはできません。
わらべ観音とわらべ地蔵の御朱印
(左)第51回 京の冬の旅 ※期間・拝観料は上と同じ (右)御朱印授与日:6月3日(土)・20日(火) 拝観料:志納
(左)わらべ観音「観自在」 300円 (右)わらべ地蔵「仏心」 300円
2017年京の冬の旅で初めて登場したわらべ観音の御朱印。その後わらべ地蔵も追加されご本尊・わらべ観音・わらべ地蔵の御朱印が通常でいただけるようになりました。こどものようにかわいい観音さんとお地蔵さんはこの後も大雄院の御朱印の定番になります。
〈12月〉御朱印授与日の御朱印
御朱印授与日:12月14日(木)・17日(日) 拝観料:志納
(左)わらべ地蔵「無事」 300円 (右)わらべ観音「無事」 300円
12月の御朱印授与日にいただいたわらべ観音・わらべ地蔵の「無事」の御朱印。
雪をデザイン化した雪輪のスタンプに、合わせた手とピンクに染まったほっぺたがとてもかわいい御朱印です。
2018年の絵入り御朱印
春の特別拝観の御朱印
公開期間:4月22日(日)〜5月13日(日) 拝観料:600円
姫だるまと桜「花開蝶自来」 見開き 1,000円
2018年春の特別拝観の御朱印はこれまでには無かった全く新しいものになりました。
姫だるまと桜の春を感じさせるかわいい御朱印になっています。花開蝶自来(はなひらけばちょうおのずからきたる)というあるがままで生きることの大切さを説いた禅語が添えられています。
秋の特別拝観の御朱印
公開期間:11月9日(金)〜24日(日) 拝観料:600円
達磨御朱印「不識」 見開き 1,000円
2018年秋の特別拝観では達磨の御朱印がカラーで描かれるようになりました。
2019年の絵入り御朱印
〈1月〉 御朱印授与日の御朱印
御朱印授与日:1月25日(金)〜28日(月) 4日間 拝観料:志納
干支御朱印「己亥」 見開き 700円
2019年から新年1月には干支の御朱印を描いてもらえるようになりました。
イノシシと小さいだるまがかわいい御朱印になっています。
春の特別拝観の御朱印
公開期間4月19日(金)〜5月12日(日) 拝観料:600円
誕生仏「浴仏偈」 見開き 1,000円
4月の特別公開の御朱印はかわいい子供の姿のお釈迦様。誕生日である4月8日の花まつりに詠まれるお経が浴仏偈(よくぶつげ)だそうです。
秋の特別拝観の御朱印
公開期間:11月15日(金)〜12月1日(日) 拝観料:600円
達磨御朱印「直指人心」 見開き 1,000円
以前は赤で描かれた達磨でしたが、2019年秋の特別公開では黄色で描かれました。令和の記念として梅と菊の花のスタンプが押されています。
2020年の絵入り御朱印
大雄院の御朱印は絵入りのものも含めて希望者全員の御朱印帳に書いてもらえると冒頭で書きましたが徐々に変化してきています。
2020年1月・2月から御朱印授与日の御朱印はホームページからの事前予約が必要な完全予約制になり、人数制限もかかっています。
大雄院の御朱印はこれから完全予約制の人数制限付きが通常になりそうです。
今までが希望者全員に授与というすごい対応だったので制限がかかるのも当たり前と言えば当たり前なことかもしれません。
大雄院でお気に入りのかわいい御朱印やかっこいい御朱印をいただいたら、額に入れて思い出を飾ってみるのもいいかもしれません。
岐阜の木工屋が販売している「見開き御朱印帳額」という商品なら御朱印帳を切らずに迫力のある達磨の絵入り御朱印を飾れます。
実際に「見開き御朱印帳額」を使ってみてレビューした記事があるので興味がある方は下記のリンクからどうぞ↓
【思い出の御朱印を飾る】御朱印帳を切らずに収納、御朱印帳額をレビュー
妙心寺塔頭大雄院
拝観時間:午前10時〜午後4時
※拝観時間は一例です。公開されるイベントによって異なりますので必ず事前にホームページなどをご確認ください。
電話:075-463-6538