【御朱印】京都で一番かっこいい達磨御朱印 妙心寺大雄院 

仲良し地蔵

2019年11月26日(火)妙心寺塔頭大雄院(だいおういん)秋の特別拝観に行きました。


大雄院は通常非公開寺院ですが2018年から「大雄院襖絵プロジェクト」が進んでおり宮絵師安川如風作の襖絵が少しづつ完成し、その公開を年2回春と秋にされています。


安川如風作の襖絵は写真撮影可能です。
本堂の柴田是真(しばたぜしん)作の襖絵は写真撮影禁止になっています。

妙心寺 大雄院 2019年秋の特別拝観

公開場所妙心寺塔頭 大雄院(だいおういん)
公開期間2019年11月15日(金) ~ 12月1日(日)
時 間午前10時~午後4時
拝観料600円
公開内容安川如風作 襖絵
柴田是真作 襖絵 他
宗 派禅宗・臨済宗 妙心寺派
御本尊釈迦如来
アクセスJR「花園駅」より徒歩10分
嵐電「妙心寺駅」より徒歩8分
市バス26系統「妙心寺北門前」より徒歩5分
駐車場妙心寺駐車場700円
駐輪場門前に止めれるスペースあり

大雄院の歴史

大雄院は慶長八年(1603年)石河光元(いしこみつもと)の長男石河光忠(いしこみつただ)により父光元公の菩提を弔うために創建されたもので、光忠の叔父にあたる慧南玄譲(えなんげんじょう)を開祖としています。
その後時代を経て現在は石河家本流の香華所(御位牌所)となっています。

客殿と書院は享保十一年(1726年)再建、庫裏は江戸時代末期に改造された貴重なもの。客殿の襖絵は全て江戸末期から明治初期に活躍した蒔絵師であり画家でもある柴田是真作。

体験レポート

安川如風作 襖絵

襖絵

襖絵は明治皇室御用達の職人であった柴田是真の代表作で、今はなき明治宮殿「千種の間綴織花の丸天井」を現在日本唯一の宮絵師である安川如風が襖絵として大雄院に蘇らせたもの。


この活動は「大雄院襖絵プロジクト」として現在14面まで完成、全18面の完成は2020年4月予定となっています。予定通りに完成すれば来年の春にはまた特別拝観がありそうです。

草花を円形の中に落とし込んだ柴田是真のデザインを元に安川如風さんが遊び心を加えたものもあります。


新元号令和ゆかりの皇室の紋である菊と梅も襖絵の中に描かれています。

襖絵

隣の部屋にもたくさんの草花の花丸が描かれています。
またこの襖絵はオリジナル御朱印帳にも使われています。

紅葉したドウダンツツジが綺麗な庭

庭のドウダンツツジ

本堂南側の庭の紅葉は風で少し散ってしまったようですがその代わりに紅葉したドウダンツツジがとても美しく、緑が多い中で華やかさを加えていました。


大雄院では所々でドウダンツツジの鮮やかなオレンジ色を楽しむことができます。また本堂東側の庭にはまだ紅葉が残っていました。


順路最初の襖絵がある部屋の横のつくばいは水琴窟になっており、耳をすませば心地よい水音が聞こえます。

大雄院の御朱印

大雄院御朱印サンプル

今回の特別拝観の期間限定御朱印(達磨朱印)の場合は御朱印帳に直接書いてもらうことができるので、先に御朱印帳を預けて番号札をもらい拝観後に取りに行くスタイルです。


お急ぎの方は郵送してもらうこともできます。(別途料金がかかります。)
すでに期間限定御朱印が書かれている御朱印帳も販売されていました。
(御朱印帳2,000円・達磨入御朱印帳2,800円)


他にも3種類各300円(御本尊・わらべ地蔵・なかよし地蔵)がありますがこちらは書き置きのみとなります。


10時すぎに着いたのですが平日の朝にもかかわらず、すでに十数人の方が並んでいました。御朱印の列は11時頃にはなくなっていたので朝一番は避けて少し時間をずらすと待ち時間が少なくてすむかもしれません。

期間限定御朱印 達磨朱印

達磨御朱印

見開き(2面)使用の達磨の絵入り御朱印。1,000円

大雄院の大きな魅力の一つがご住職が描く達磨の御朱印です。
個人的には京都で一番カッコイイ達磨御朱印だと思っています。


絵入りの御朱印は京都の多くのお寺で書き置きや人数制限がかかったりしている中でここでは希望者全員に御朱印帳に書いてもらえるのがとてもありがたいです。


今年は令和元年ということもあり、元号の元になった梅の花と皇室の紋菊のスタンプをあしらっているそうです。


文字は直指人心(じきしにんしん)と書かれています。
自分の本性を素直に見つめること、それが全てのはじまりであり善く生きることそのものという意味だそうです。

大雄院のご住職が描く絵は公開期間の最初の方と終わりの方で少し絵のタッチが変わったりするので、御朱印が好きな方は最初の方と最後の方2回頂いてみて比べてみるのも面白いかもしれません。実際に今回頂いた御朱印は見本として出されているものと少し違いました。


こういった少しの変化も大雄院の御朱印ファンが多い理由の一つなのかもしれません。


大雄院の御朱印についてさらに詳しく知りたい方は下記のリンクからどうぞ↓
【御朱印】京都のおすすめかわいい・かっこいい絵の御朱印[妙心寺大雄院]